陰部のかゆみ 男性

陰部にかゆみが生じるとなかなか我慢するのが難しい場合がある。とくに男性の場合、つい無意識のうちに手がいってしまい、気がつかないうちにかいてしまい、周囲に変な目で見られてしまうことも多い。

男の陰部は汗をかいたりしてムレたり、下着にこすれたりして刺激がもたらされることが多く、かゆみが発生しやすい場所とされている。

男性の陰部のかゆみというと真っ先に挙げられるのは「いんきんたむし」だろう。しかし、いんきんたむしは下腹部や内股に生じるもので、陰部に発症することはほとんどない。

かゆみの原因

感染による外陰部にもたらすものの代表的なものは外陰炎と膣カンジダ症がある。外陰炎は陰部の不衛生な環境によって微生物が感染したり、また性交渉による感染によって生じる。カンジダ症の方はカビの一種であるカンジダ菌の感染によって生じるもので、かゆみのほか、ヨーグルト状のおりものの増加などがある。カンジダ菌はもともと体内にもある菌であるため、出産時など、体内の菌によって感染することもある。どちらも膣坐薬と軟膏で治療する。

ほかに湿疹や毛ジラミなども挙げられる。かゆみの激しさではこれらが一番だろう。陰部に生じる湿疹は「ヒゼンダニ」というダニによるもので、性交渉で感染することが多い。湿疹が生じるとがまんできないほどかゆくなり、放置していくと体中にまで広がることもある。

毛ジラミは小さな寄生虫が陰部に寄生することでかゆみを生じるもので、性交渉がおもな感染源だが、まれにプールやサウナなどでも感染することがある。

毛ジラミは一度発生すると非常に厄介で、治療に時間がかかるといわれている。湿疹や毛ジラミは軟膏を塗ることなどで治療する。

ほかの症状としては尖形コンジロームや淋病などがある。

陰部にかゆみが生じた場合、上に挙げたような症状が考えられる。どれも放置しておくとより進行し、かゆみを増す。陰部がかゆくなったら、できるだけ早く検査を行うようにしたい。